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じてんしゃ屋フレーシュのブログ

栃木県矢板市から自転車の楽しさをお伝えしたい!県北地域を中心に活動するそんな自転車屋のブログです。

【解説】ディスクブレーキローターのあれこれ【ロードバイク向け】

こんにちは。
じてんしゃ屋フレーシュの藤田です。

突然ですが、皆さんはディスクブレーキのディスクローターは何をお使いですか?
買った時に付いてきた物をそのまま使っている方も多いかと思います。

ディスクローターは消耗品です。
そこまで消耗が早いパーツでは無いですが、レースに参加されている方はどうしても消耗が早くなります。雨の中を走ることがある方も。
もう交換時期が来ているかも?

シマノはディスクローターの厚みが1.5mm以下では使用しないよう案内しています。(元の厚みは1.8mm前後)

今回、店主藤田が考える理想的なディスクローターをご紹介しますのでぜひ交換する際の参考になればと思います。

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当店では各種ディスクローターの在庫及び取り扱いがございます。
お取り寄せの場合でも最短翌日~1週間程度でお取り寄せできます。
皆様のご来店・ご利用をお待ちしております。
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【店主藤田流・ディスクローター解剖&解説】
タイトル

◆1.ディスクローターとは

最近主流になった「ディスクブレーキ」を採用する自転車に付いているパーツで、ブレーキをかけるのに必須のパーツです。
車輪の中心部分に付いている円盤がそれです。
このパーツを自転車に取り付けてあるブレーキキャリパーで掴む事でブレーキをかけます。

車種やモデルによってディスクローターの直径に違いがあります。
ロードバイクだと前輪には160mm、後輪には160mmもしくは140mmのディスクローターを取り付けます。
MTBだともっと大きく、180mm以上のディスクローターを取り付けることがあります。

また、ディスクローターの車輪への固定方法も種類があり、「センターロック方式」と「6穴方式」が一般的です。
6穴は「ろっけつ」と呼びます。


◆2.ディスクローターの解剖

解剖と仰々しく書きますが、至って単純な構造で、
①アウターローター
②インナーローター
の2つの部品で構成されています。

もっと細かく分けようと思うとそれらを2つを接合するピンやネジなどあるかとは思いますが、今回は省きます。
(モーターバイクだとフローティングピンなどあるようですが、今のところ自転車で動くピンを見たことはありません。)

①アウターローター
外側の銀色の部分です。ここを自転車の車体に取り付けてあるブレーキキャリパーで掴んで減速します。
だいたいどのメーカーもステンレスで出来ています。
シマノはステンレスとアルミのサンドイッチ構造をしています。
消耗するのは主にこの部分で、各社「◯◯mm以下になったら交換するように」と注意喚起しています。
メーカーごとに使用限界は違っています。

<追記>
・ワイドタイプとナロータイプがあります。ブレーキパッドにもワイド/ナローの違いがあります。ロードバイクのブレーキパッドはナロータイプが基本なので、今回は割愛します。
・ブレーキパッドには「メタル」と「レジン」の2種類があります。それに合わせてディスクローターも適正な物を選ぶ必要があります。

②インナーローター
こちらは反対に内側の部分。ディスクローター全体を車輪と固定する部分です。
6穴固定の場合、インナーローターが省かれ、アウターローターを直接車輪に固定することが一般的です。
素材はスチールやアルミで出来ていることが多いです。


◆3.ディスクローターの違い

どれも同じように見えるディスクローターですが、よく見てみると結構違います。
形状はもちろんですが素材も違います。
各社、放熱性や耐摩耗性、整備性の向上、軽量化をすべく工夫しています。

IMG_0377.jpg


◆4.ディスクローターの解説

※今回は「ロードバイク」向けの解説とさせていただきます。

では今回手元にあった在庫と所有品について詳しく見ていきたいと思うのですが、
先に結論。

店主が選ぶロードバイク向け理想のディスクローターは

「SRAM CenterLine XR」

だと思います。(2024.1.10現在)
詳しく見てみましょう。


▶SRAM Centerline XR
 [①アウターローター]ステンレス
 [②インナーローター]アルミ
 [実測重量(160mm)]129g
 [価格]高め

IMG_0360.jpg

このディスクローターはアウターがステンレス、インナーがアルミで出来ています。
この構成は様々なメーカーから販売されている高性能ディスクローターでは一般的な構成ですが、使い方(設計)が上手だと店主は思います。

ディスクローターはブレーキをかける際どうしても熱が発生します。速度(運動エネルギー)を熱に変換することでブレーキがかかる(減速する)ためです。
しかしブレーキシステムに熱が溜まるとベーパーロック現象やフェード現象などブレーキが効かなくなる原因になります。

そこで各社どのように溜まった熱を発散するか…放熱性について工夫をするのですが、
このSRAMのディスクローターはアウターローターで発生・溜まった熱をインナーローターのアルミ部分に移動させて発散させます。
ステンレスよりはアルミの方が熱伝導率が高く、溜まった熱を効率よく発散できます。
インナーローターが羽のような形状で、他社のディスクローターよりも黒い部分の面積が大きいのは放熱する部分を増やすためです。
アルミは軽量で、加工性も良く、比較的安価な材料ですのでとても理にかなっています。

IMG_5633.jpg

そして熱を効率よくアルミ製インナーローターに伝えるため、アウターローターとインナーローターの接合部が他社より多く設けられている所がこのディスクローターの最も大きな特徴の一つです。
写真を見ていただくと分かるかと思いますが、他社のアウターローターとインナーローターがくっついている箇所が4~6箇所なのに対して、このSRAM Centerlineは7箇所あります。
さらに、その接合部分がかなりローターの外側に寄っています。言い換えるとアウターローターの円盤部分の幅が狭いです。
こうすることによって、他社より熱の通り道を多く確保するとともに、熱が短い移動で放熱されやすいインナーローターに移動することができます。

IMG_0366.jpg

さらにさらに、この構造によってアウターローターの剛性が向上します。頑丈さが向上するとも言えます。
ディスクローターは使用すると様々な要因で変形し歪みます。
歪みが出ると車体側のブレーキキャリパー(パッド)と接触し、音が出る原因になったり、ブレーキがかかりっぱなしになる原因になります。本当に酷い場合は車輪が回らなくなります。
ディスクローターの歪みを修正する工具もあります。歪みはアウターローターから伸びる足が僅かに反るなど変形することで発生します。
この工具でアウターローターを挟み、アウターから伸びる足(熱の通り道)の歪みを修正します。
しかし、このCenterline XRはアウターローターから伸びる足が短く、固定箇所も多いため他社と比較して変形する部分も変形する量も少ないです。
そのため歪みの量も少なく済みますし、音鳴きやブレーキかかりっぱなしなどのトラブルを防ぐことができます。

その他にもアウターローターの縁の処理がキレイでバリも無く、いつまでも触っていたくなるくらいサラサラ滑らかです。
落車の際などにアウターローターに体が接触してしまう場合も安心です。

そして、何よりカッコいい見た目してます。
自転車はやはりカッコいい気に入った物に乗りたいですよね♪

他社と比較して値は張りますがこれだけの性能です。妥当でしょう。

最近までシマノのブレーキキャリパーとは干渉するのでは無いかと思っていましたが、問題なく使用できそうなので、
上記理由から店主はこの「SRAM Cnterline XR」をオススメ致します。

[こんな人におすすめ]
軽めで/とにかく良い、ディスクローターをお求めの方


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ここからはその他メーカーの製品を簡単にご紹介します。
CenterlineXRとの違いもご確認いただければと思います。

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▶SHIMANO SM-RT900
 [①アウターローター]ステンレス+アルミ
 [②インナーローター]アルミ
 [実測重量(160mm)]108g
 [価格]ちょい高め

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※現在「RT-CL900」がロードバイク向けハイエンドモデルですが、こちらのディスクローターも問題無くご使用いただけます。

先述のCenterlineXRがインナーローターで放熱する設計でしたが、こちらは反対にアウターローターで放熱する設計です。

SHIMANO製のディスクローターのミドルグレードから上のモデルは、アウターローターがステンレスでアルミを挟み込む構造になっています。
さらに挟み込まれたアルミは内側でフィン形状ではみ出すように作られており、アウターローターで発熱と放熱を完結するような造りになっています。
これによりアウターローターの軽量化が出来るとともに、インナーローターを小型化することができ軽量で横風の抜けが良くなっています。

IMG_5632.jpg

全く違った設計思想で面白いですね。

ただ、SHIMANOはアウターローターとインナーローターの接合点が4点と少なく、アルミとのサンドイッチ構造のためアウターローターが柔らかいため歪みが出やすいです。
アウターローターの縁もサンドイッチしているせいかどうしてもザラザラしておりバリっぽく感じてしまいます。
放熱性は高いかもしれませんが、ちょっとトラブルが多い印象です。

IMG_0371.jpg

ちなみにDURA-ACEグレードとULTEGRAグレードとの違いは放熱フィンに黒い放熱塗装がされているかいないかの違いになります。

[こんな人におすすめ]
比較的安価に/軽量な/入手性の良い、ディスクローターをお求めの方

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▶KCNC CENTERLOCK DISC ROTOR
 [①アウターローター]ステンレス
 [②インナーローター]アルミ
 [実測重量(160mm)]91g
 [価格]ちょい高め

IMG_0364.jpg IMG_0370.jpg

トラス構造みたいな見た目が特徴で、とにかく軽量です。
アウターローターも細かく肉抜きされており放熱性も良さそうです。
こちらのディスクローターはとにかく軽く・かっこよくに焦点を合わせているのであからさまに「ここで冷やそう!」という部分は見受けられません。
残念ながらプロレベルの過酷な環境でのブレーキでローターが割れてしまうという話も聞きます。
サイクリングやヒルクライムレースなど下りはゆっくり下れるシチュエーションでの使用をオススメします。
最も軽量なディスクローターの一つなのでヒルクライムレースの決戦用としては大変心強いアイテムです。

[こんな人におすすめ]
かっこよくて/とにかく軽い、ディスクローターをお求めの方

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▶Swissstop Catalyst PRO
 [①アウターローター]ステンレス
 [②インナーローター]アルミ
 [実測重量(160mm)]143g
 [価格]ちょい高め
 ※店主使用パーツ

IMG_0363.jpg IMG_0369.jpg

従来のリムブレーキ方式の頃からブレーキ関連パーツで信頼性の高いパーツを数多く販売しているswissstop。
手にとって分かるのはその無骨で堅牢な造りでしょうか?
素材については他社と同じような構成ですが、カッチリとした真面目な造りをしています。
実際に使ってみてもカッチっとブレーキが掛かるので安心感があります。
音鳴きもし難いような気がします。

今回紹介したモデルは真ん中のグレードで、より軽量化したレーシーなモデルと、造りを簡素化した廉価版モデルがあります。

[こんな人におすすめ]
安心できる信頼性の高い、ディスクローターをお求めの方


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▶BBB BBS-121 CENTERSTOP
 [①アウターローター]ステンレス
 [②インナーローター]スチール
 [実測重量(160mm)]152g
 [価格]安め
 ※店主使用パーツ

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低価格ながら必要十分な性能で、当店でも人気のある製品です。
一時期と比較して少し価格が上昇してしまいましたが、今でも安価に耐久性と整備性の高いディスクローターをお探しの方にはおすすめしております。
少し重量がありますがこうして比較して見るとそんなに変わらないですね笑

[こんな人におすすめ]
そんなに高い物は要らないけど安全性はちゃんとある、ディスクローターをお求めの方


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今回は以上です。
今回は素材と見た目、メーカーの売り文句からの推測が中心で、温度を測ったりの裏付けは取ってはいませんが強ち間違いではないのではないかと思っております。

ディスクローターの選び方…というか見方の参考にしていただけたら幸いです。

店頭では実物を見ていただくこともできますのでぜひお気軽にご来店ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。


じてんしゃ屋フレーシュ
藤田
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【他店購入品も歓迎】『シマノ社製クランク無償点検』受付中

皆様こんばんは。
じてんしゃ屋フレーシュの藤田です。

先日は長期のお休みをいただき、大変ご不便をおかけいたしました。ありがとうございました。
久しぶりの長いお休みでとてもリフレッシュできました!
また、お休み中はMTBについて勉強する機会をいただきました。
お客様が自転車のあるより良い生活を送るお手伝いをより一層強くバックアップできるようになりました👍
自転車でお困りの方、興味のある方はぜひじてんしゃ屋フレーシュまでお声掛けください♪

お休みの模様は動画にまとめてお伝えしたいと思いますのでお楽しみに。

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さて、
本日10/30(月)より、「シマノ社製クランクの無償点検」の受付を開始しております。

シマノ無償点検

✅2019/6/30までに製造された
✅DURA-ACE、ULTEGRA
✅《11速》ギア用クランク
✅対象の製造刻印(詳細をご確認下さい)

が対象となります。

当店では、当店購入の自転車・部品に関わらず
《他店購入品についても対応いたします》。

作業時間⏰は30分程度です。
費用はかかりません。

ご希望のお客様はお気軽にお問合せ、ご来店下さい。

点検希望の方へ
・当店までお気軽にご来店ください
・作業時間は30分程度となります(店内でお待ち下さい)
・お電話でご予約頂きますとスムーズに受検いただけます
・下記注意事項もご一読ください

⚠️注意事項
※作業完了まで店内にてお待ち下さい。
※当店でご購入頂いた自転車・部品については、お預かり対応も可能です。
※他作業や対応のためお時間を頂く事もございます。
※出張🚐での対応も可能です。
※お電話にてご予約頂きますとスムーズに受検頂けます。

⚠️シマノ公開・詳細情報
https://bike.shimano.com/ja-JP/information/customer-services/corrective-actions/important-safety-notice-11-speed-hollowtech-road-cranksets-inspection-program.html

事故や怪我につながる可能性があります。
お忙しい所大変恐れ入りますが、無償点検の受検を強くおすすめ致します。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。

無償点検告知資料


じてんしゃ屋フレーシュ
藤田

【連載】手組みホイールを組んでみる【第2回】

皆様こんにちは。
じてんしゃ屋フレーシュの藤田です。

今回は連載記事「手組みホイールを組んでみる」の2回目となります。
間がかなり空いてしまいました💦

第一回をまだご覧になっていない方はご一読よろしくお願い致します。
『【新連載】手組みホイールを組んでみる【第1回】』
http://fleche2017.blog.fc2.com/blog-entry-236.html


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さて、今回は前回までの「ざっくりとこんな感じにしたいなー」からもう少し具体的にどんな商品で求める性能を引き出していくか。
その部品構成や組み上げ方を整理していきたいと思います。

◆前回で決まったこと・決めたこと
《基本設計?》
・ハブ…折角手組みするので手組でしか選べないような特徴のあるハブ
・スポーク…軽量で剛性のあるもの
 ⇒重量軽減と軽快感を出すため
・リム…アルミリムでリムハイトは高すぎないもの
 ⇒今回はエアロ効果はマストではない上、費用を軽減したいため
・ニップル…アルミニップル
 ⇒軽量さとカラーバリエーションの豊富さから
・スポークパターン・スポーク長、配色等について
 ⇒詳細設計で検討

と、偉そうに書くのですが、前回お伝えした通り藤田は手組みホイールを組んだの経験は多数ありますがオーソドックスな手組みの経験しかなく…。
更に恥ずかしながら自分で組んだホイールを使い倒した経験がありません。経験値不足が否めません。

そこで逆に(?)、今回のこの企画そのものを勉強の機会にさせていただきます!
そんなわけで今回は経験豊富なオーソドックスな構成でホイールを組んで、その使用感を確認。
しばらく経ったら構成する部品を一部交換して再度使用するというトライアンドエラー方式で進めていきたいと思います👍
(ネタ的にもそっちのほうが長く擦れそうなので笑)


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では理由付けが済んだ所で、皆様お待ちかね。
前回の基本設計を元に選定した部品と予定構成をご紹介します。

《ハブ》
・ONYX Vesper ROAD/GRAVEL DISC

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 非常に特徴的な構造を持つハブメーカーです。
 特に特徴的なのがフリーボディ周り。通常のフリーボディが持つラチェットシステムとは異なり、ワンウェイなスプラグクラッチを採用しているため踏み込むと即座に駆動が伝わります。そしてフリー回転時にはフリーボディとハブシェルがほぼ完全に分離するためホイール特有のラチェット音が"しません"。(車輪を空転させたときに鳴る「チチチチ」という音。)
 ペダリングの駆動力がホイールに伝わる際にラグが無いことからBMXやMTBの分野で人気があります。
 重量は軽量なハブと比較すると少し重めですが、手組みホイールならではのメーカーかと思います♪
 カラーバリエーションも多く、月ごとの限定カラーもあります。アメリカでの受注生産なので納期は5ヶ月程度ですが、所有欲を満たしてくれるハブです。

 (日本語商品ページ) https://www.mizutanibike.co.jp/brand/onyx/
 (紹介動画) https://youtu.be/en1HhxKwdJo?si=rZi_RxVNMhykMp-P


《スポーク》
・SAPIM CX-RAY

今回、手組み感を出したいので2色のスポークで組みます。左:黒、右:シルバー。もちろん重量は変わりません。
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 手組み用のスポークと言ったら誰でも一度は聞いたことがあるであろう定番の高性能スポークです。
 非常に堅牢でありながらエアロ形状で軽量なスポークです。
 ど定番だからこそ一度は使用しなければという事で今回はこちらのスポークを使用したいと思います。

 (商品ページ) https://www.trisports.jp/products/5359/

(参考)
左:一般的な自転車に使われているスポーク、右:通学自転車用の頑丈スポーク
IMG_9273.jpg IMG_9272.jpg


《スポークパターン》
・前…3クロス、逆イタリアン組み
・後…3クロス、JIS組み


 スポークパターンは、スポークの組み込み方。模様の様式です。
 ホイールを横から眺めると整然と並ぶスポークが見えると思います。一見同じに見える自転車のホイールですが、実はこのスポークパターン/組み方はホイールの性能を特徴付けるのに非常に重要な要素です。
 特殊なスポークパターンで一番有名なのはCampagnoloの「G3スポーキング」ではないでしょうか?間隔の空いたスポークの並び。左右で本数の異なるパターンはCampagnoloホイールの代名詞ですね。特徴的で店主も好きです。自転車の反対側にあるものを取りやすいのも◯。他にはMAVICのイソパルスも有名ですね。モランボン組も目を惹きます。
 今回採用するスポークパターンの詳細は割愛しますが、ディスクブレーキを採用するホイールを組み上げる際では一般的な組み方になります。
 守破離。まずは定番の組み方を試します。

(参考)
左:2クロス逆イタリアン(4本組、4本取)、右:Campagnolo G3スポーキング
IMG_9305.jpg IMG_9306.jpg


《リム》
・TNI AL22W (TL/WO) ディスクブレーキ用 アシンメトリック

IMG_9234.jpg IMG_9235.jpg

 これまた手組みホイールの定番リムです。
 軽量で安価。使用者の多いリムです。
 今回はより多くの方に手組みホイールに興味を持っていただけるように費用的にも抑えたいのでリムについてはこちらを採用します。
 リム高も低いのでエアロ効果は望めませんが、漕ぎ出しの軽快さや坂道での軽快さに期待できます♪
 費用に余裕があれば「DTswiss RR421 db Asymmetric」なんかも軽量で質感高いのでおすすめです。
 ちなみに、「アシンメトリック」と書いてありますが、リムの断面が左右対称では無い物に付きます。非対称にすることでスポークに掛かるテンションを均一化する効果が得られます。

 (商品ページ) https://www.trisports.jp/products/6584/

なぜか同じリムなのに重量差が20gも!重い方を前輪に、軽い方を後輪に使います。


《ニップル》
・DTswiss アルミニップル

写真は片輪分のニップル(28個)。
IMG_9303.jpg

 スポークとリムを繋ぎ止める重要なパーツです。性能よりはデザイン性が重要視されがちです。
 アルミニップルは色々な色から選べますが、今回は控えめにシルバーです。
 アルミの他に、ブラス(真鍮)が一般的です。レアですがチタンニップルもあるそうです。
 少しでも軽量化したいのと、ロードバイクでの使用ということ、しばらくしたら部品構成を変更して組み直すことを考えてアルミニップルにしました。
 色々なメーカーのニップルがありますが、DTswissのニップルは面取りが綺麗でなめにくいという情報があったのでこちらにしました。

 ニップルは直接リムに組み付けず、ニップルワッシャーを間に付けると良いそうですが、今回は在庫がなかったのと必須ではないのでワッシャー無しで組んでいこうと思います。

 ちなみにニップルは日本語直訳で「乳首」という意味です。

 (商品ページ) https://www.dtswiss.com/ja/components/spokes-and-nipples/nipples/dt-standard


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というわけで今回はこの組み合わせで進めたいと思います♪

次回は実際に組み上げての回になります。
(実はもう組み上がっています💦)
お楽しみに!!

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【臨時休業のお知らせ】
2023/10/23~27は終日臨時休業いたします。
お客様には大変ご不便をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
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じてんしゃ屋フレーシュ
藤田

【新連載】手組みホイールを組んでみる【第1回】

皆様こんにちは。
じてんしゃ屋フレーシュの藤田です。
いつも当店をご利用いただきありがとうございます。

突然ですが、手組みホイール組んでみようと思います。


 ◆目次
 
1.「手組みホイール」とは
 
2.「手組みホイール」組む、って急にどうしたの?
 
3.第1回・要件定義/基本設計~藤田が求めるホイールとは~


まずは「手組みホイール」とは何なのか?から簡単にお話します。
知っている方は飛ばしてください。


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1.「手組みホイール」とは

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ホイールとは、御存知の通り自転車にくっついている車輪のことです。

このホイール。自転車の性能や乗り味を大きく変える要因ひとつで、替えるとフレームの次くらいに性能差を体感できます。
それだけ大きなファクターなため価格も比較的高価で、前後輪のセットで3万円~、人気のある価格帯は20万円台。
高いものでは前後輪で90万なんて物もあります。

そんなホイールですが、大きく2つに分けることができます。

ひとつは「完組ホイール」
もうひとつが「手組みホイール」です。

カタログでこんな風に販売されているのは完組ホイール。
DSCF9764.jpg

これは一般車(ママチャリとか)用ですが、一種の手組みホイール。
DSCF9762.jpg



ホイールは大まかにバラバラにしてみると、
・ハブ
・スポーク
・リム
・ニップル
の4つの部品で構成されています。

ハブはホイールの中心、軸の部分。
DSCF9766.jpg

スポークはハブから放射状に伸びている針金のこと。
DSCF9767.jpg

リムはホイールの外縁部の輪っか。
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ニップルはリムとスポークを固定する小さな部品。
DSCF9768.jpg
直訳すると「乳首」(nipple)。

となっています。

そして、これらの部品にはそれぞれに役割があり、その性能やそれぞれのバランスでホイールの性能が変わってきます。

◆そんなホイールを専門に扱うホイールメーカーが、それらの構成部品をトータルで設計し狙った性能を出すのが→「完組ホイール」
(例:MAVIC、FULCRUM、DTswiss、Lightweight、シマノ、Campagnoloなど)

◆それぞれの構成部品を好きなように選び、乗り手に合わせた性能を出すのが→「手組みホイール」

というわけです。


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2.「手組みホイール」組む、って急にどうしたの?

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そんな手組みホイールを藤田はそれなりに組んできました。
自転車屋さんになるための「自転車安全整備士」や「自転車技士」の試験でもホイールを制限時間内にバラして、元通りにする実技試験があります。
東京の自転車屋に努めていたときは、某大手自転車メーカーの補修用ホイールを私がお手伝いで組むこともちょくちょくありました。
当店で手組みホイールをご用命いただくことも極稀にありました。

しかし…

実は店主、自分で手組みしたホイールを《自分で使った経験が無い》のです💦

ぐぅ、恥ずかしい><


これまでの自転車歴でその経験がないのは流石に恥ずかしすぎる!

そしてなんか手組みホイール流行の兆しを感じる!


ということで、勉強のために手組みホイール、組んでいきたいと思います。

んでもって折角なのでブログのネタにします。
ホイールに悩むお客様、手組みホイールにご興味のあるお客様の参考になれば幸いです。
もちろん組み上げたホイールはインプレもしますのでお楽しみに!

手頃な価格帯の(完組)カーボンホイール在庫ございます♪
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3.第1回・要件定義/基本設計~藤田が求めるホイールとは~

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前置きがすっかり長くなってしまいましたが、本題に入っていきましょう。
自転車屋になる前はシステムインテグレーターの会社でSEとして働いていたので(モノになる前にあっという間に辞めてしまったが。)それにならった手順でホイールを組んでいきたいと思います。
お客様の手組みホイールを組む際も同様の流れで進めております。

今回は第1回目ということで、ヒアリング、要件定義、基本設計まで行っていきたいと思います。

ではヒアリング。
今回藤田がホイールに求めるモノをざっくりと書き出してみましょう。

《ヒアリング》
①主な使用は平地メインのロングライド
②ちょっとした丘や登り坂を気持ちよく走りたい
③田舎道なのでストップアンドゴーは少ない
④今使用しているホイールよりもう少し加速にパキッと感が欲しい

⑤手組みホイールの勉強になる部品構成
⑥手組みホイールだからこそ使用できる部品を使う
⑦見た目で手組みホイールとひと目で分かるルックス
⑧特殊な組み方はせず、難易度は高くしすぎない
⑨お客様に提案できる高価すぎない部品構成

⑩体重は62kg前後
⑪ペダリングは高回転型
⑫FTPは…140Wくらい(しょぼい…)

こんな所です。
目指すべきホイール像がぼんやり見えてきたので、それを実現するためホイールに求められる要件を具体化してみます。
これが要件定義でしょうか?合ってますか?

《要件定義?》
・重量は重すぎず軽すぎず、慣性が働いて楽に走れるホイール
・自転車を振ったときに気持ち良くなるよう横剛性は硬め?
・疲れが出にくいよう縦剛性は硬くしすぎない
・タイヤで乗り心地の良さを出せるようチューブレス対応で太めのタイヤにも対応できるようにする

・構成部品はハブを除き一般的な物で
・スポークの色を2色以上使う
・価格が高くなりすぎるためカーボンリムは非採用

それでは上記要件を達成できそうな部品をざっくり選定してみます。
これが基本設計になるでしょうか?基本情報技術者試験には合格しましたが、何が要件定義で何が基本設計なのかもう忘れてしまいました😭

もう情報技術者としての知識は失われました。
IMG_7965.jpg

《基本設計?》
◆ハブ…特徴のあるハブ

◇スポーク…軽量で剛性のあるもの
 ⇒重量軽減と軽快感を出すため

◆リム…アルミリムでリムハイトは高すぎないもの
 ⇒今回はエアロ効果はマストではない上、費用を軽減したいため

◇ニップル…アルミニップル
 ⇒軽量さとカラーバリエーションの豊富さから

◆スポークパターン・スポーク長、配色等について
 ⇒詳細設計で検討





次回以降はこの基本設計に基づき詳細な部品構成と組み上げ方を煮詰めていきたいと思います。(詳細設計)

部品の手配に時間がかかるので、完成にはまだ時間がかかりますが、不定期で知り得た知識や情報を連載していきたいと思いますので今後もお楽しみに♪


じてんしゃ屋フレーシュ
藤田

【品薄】2022年度新入学生向け通学自転車について【前代未聞】

みなさまこんばんは。
じてんしゃ屋フレーシュの藤田です。

通学自転車2022

今年も新入学生向けの通学自転車ご予約期間がやってまいりました。

今年は例年と状況が大きく異ってくることが見込まれております。
結論から言います。

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■結論■
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「とにかく早めのご予約、手配をしてください!!」

※これは売り文句ではなく、ひとりの業界関係者としての警鐘/忠告/お知らせです😭

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ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、現在自転車業界は深刻な品不足状態にあります。
新型コロナウィルス感染症の影響により、自転車および関連部品の製造が十分にできていない状況です。

・自転車は「車体(フレーム)」と多くの「部品」で構成されている
・関連部品の製造は主に東南アジアや中国
・生産国がコロナの影響でロックダウンや人流抑制を行っており工場が十分に稼働ができていない状況
・部品が足りず自転車を通常通り製造できていない!

・ロードバイクやMTBなどのスポーツ自転車の分野ではそれが顕著で物によっては"2023年"納品見込みなんてのもある
・この状況が「通学自転車」にも来ると懸念されている
当店に限った話ではなく、自転車業界全体のお話です!

それ故、上記のとおり「とにかく早めのご予約」をおすすめしています。

また、輸送コストも増加しているため2022年度新入学モデルについては5千~1万円程度の値上がり!なんて話も聞こえてきます。
コスパの良いモデルから予約は埋まっていきますので、ご予約が遅れますと"高級モデル(10万円弱)か通学に耐えうる耐久性の無い安価な自転車からしか選べない"なんて状況になりかねませんので、改めてお早めのご予約をおすすめ致します。


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■フレーシュの対策■
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1.問屋さんとの協力体制の確立!

  ⇒問屋さんにある程度在庫を確保してもらい、お客様のご要望に沿った自転車を手配できる体制を整えます。
  ⇒ご納車のお日にちはお好きなお日にちをご指定いただけます。慌てて置き場所を用意しなくても大丈夫です♪

2.ご予約は1モデルでなく、第2、第3希望商品まで!

  ⇒万が一予約完売、もしくは「新入学に間に合わない!」という状況にならないよう、複数車種のご希望をいただき、状況によってはより早く手配できる自転車に変更できるよう致します。

問屋さん


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■フレーシュの特典■
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1.[ご来店特典]
 ・お菓子プレゼント
 ・当店オリジナル資料「通学用自転車の選び方」プレゼント
  ※ご来店特典は2022.2.28までとなります

2.[ご成約特典]
 ・洗って使えるマスク「PITTA MASK」1セットプレゼント

3.[ご納車時特典]
 ・当店オリジナルタオルプレゼント
 ・荷紐お好きな色プレゼント

4.[当店購入自転車向け特別サービス]
 ・点検整備がずーっと無料!
  (他店購入の自転車の場合は1,500円)
 ・修理工賃割引き
 ・出張費30%オフ
 ・イベント参加費割引き
 などなど


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■矢板市内、各中学校ごとの規定に対応しております■
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中学校ごとに通学用自転車に対しての決まりがありますが、
当店ではすでに確認をとっておりますので、規定に合った自転車のご用意がございます。
ご安心いただき、お気軽にご来店ください♪


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■矢板市プレミアム付き商品券をご利用いただけます■
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矢板市プレミアム付き商品券をご利用いただけます。
商品券のご利用期限は2021年12月末までとなっております。
お支払いやお内金としてご利用ください。

その他キャッシュレス決済にも対応しております。

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■オススメの自転車紹介2022■
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過去に掲載した通学用自転車の選び方の記事はこちらになります。
参考にしてみてください。
・じてんしゃ屋フレーシュのブログ「通学用自転車の選び方と買い方」
 (http://fleche2017.blog.fc2.com/blog-entry-6.html

[オススメその1]
BRIDGESTONE ロングティーンデラックス S型/L型

・メーカー希望価格(税込) <現在調整中>

ロングティーンDXS
↑こっちがS型(男の子に人気)

ロングティーンDXL
↑こっちがL型(女の子に人気)

通学用自転車の定番モデル♪
頑丈フレームで中学校だけじゃなく、高校生になっても安心。
3年間の盗難補償や半年間の傷害保険が付いてくるので乗り始めの慣れない時期の事故でも安心です。

※S型の場合は別途、荷台と両足スタンドが必要になります。(+4,500円程度)

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[オススメその2]
丸石サイクル シャレックス シティ& Wループ

・メーカー希望価格(税込) <現在調整中>

シャレックスシティ

シャレックスW

豊富なステンレスパーツ採用でサビにも衝撃にも強い!
通学用自転車の中では比較的安価ですが、矢板市内の中学校が定める必要な装備が最初からセットされていますのですぐにでも通学できます(≧▽≦)
ロングティーンと同じように3年間の盗難補償も付いてます♪
人気車種ですのでご予約はお早めに。




今年も文章が長くなってしまいました!
ここまで読んで頂きありがとうございます!

当店でご購入する・しないに関わらず、
何はともあれ一度ご来店いただければ幸いです。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。


じてんしゃ屋フレーシュ
藤田