じてんしゃ屋フレーシュの藤田です。
先週1月24、25日の名古屋展示会郡のお話も今回が最終回!
最後までお付き合いいただければ幸いです。
前編、中編もありますので、まだご覧になっていない方がいらっしゃいましたらそちらもぜひ合わせて御覧ください。
【前編】http://fleche2017.blog.fc2.com/blog-entry-227.html
【中編】http://fleche2017.blog.fc2.com/blog-entry-228.html
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名古屋展示会記2023【後編】
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◆PRインターナショナル
SCHWALBEやORTLIEBなど唯一無二な製品を製造するメーカーを数多く抱えていらっしゃるのがこちらのPRインターナショナルさん。
レース系パーツも多く取り扱っていますが、どちらかというとツーリングやファンライドで使用できる便利なアクセサリが中心です。
店主は自転車業界に入る前の学生時代からキャンプツーリングなどで自転車にキャリアを取り付けたりバッグを背負ったりしており、その頃からPRインターナショナルさん取り扱いのブランドには大変お世話になっております。
▶ORTLIEB(バッグ)-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
完全防水のバッグを数多く手掛けるブランドが「ORTLIEB(オルトリーブ)」です。
『ORTLIEBといえば完全防水、完全防水といえばORTLIEBです。』今日はこれだけでも覚えて帰ってください。
ORTLIEBは耐水圧100,000mmの薄く折り曲げにも強い防水生地をHFWと呼ばれる高周波溶着させて縫い目の無いバッグを製造しています。
耐水圧はキャンプで使うテントがだいたい500~2,000mmくらいなので、ORTLIEBの生地はすごい耐水圧です。
それでいて他社と比較して軽量で、自転車に取り付ける製品はもちろん、キャンプなどアウトドアで使用できる製品も多くラインナップしています。

昨今流行りをみせる「バイクパッキング」と呼ばれる、ロードバイクなどを積載マシマシにするスタイルに対応するための製品郡もORTLIEBでは一式揃っています。バイクパッキングによってキャンプツーリングやアドベンチャーライドでの対応力を拡げてくれます。
店主藤田もORTLIEBのバイクパッキング用サドルバッグ「シートパック 16.5L」を昨年より使用してキャンプツーリングに出かけています。最初は安価な他社製品を2つほど使っていたのですが、生地が厚く重たくなる割に外寸が同じくらいでも容積が少なくなりがちで物が入り切らなかったのに対し、ORTLIEBの製品は生地が軽く薄くそして頑丈なので内容物の制限がだいぶなくなりました。やはり使うならケチらずORTLIEBですね💦


↓ORTLIEBのサドルバッグで出掛けたキャンプツーリングの模様
パニアバッグをメインで使う方向けのキャリアもいつの間にか販売されていました。
ワンタッチで着脱できるキャリアで、輪行時や洗車の時にスマートに3クリックでキャリアを外すことができます。実は学生時代にキャンプツーリングをよくやっていた頃、輪行の際にキャリアが邪魔だなーと思っておりました。キャリアを付けっぱなしだと輪行袋に入らないし、外そうと思うとネジを1本1本緩めなければいけなく、手間だったんですよね…。当時こんなキャリアがあれば。本当、年々便利になっていきますね!
こちらも当店在庫品として並ぶ予定です。


▶KINETIXX(グローブ)-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
工業から軍隊、警察など幅広い分野に顧客を持つドイツの老舗グローブ専業メーカー「KINETIXX(キネティックス)」。
本年度より新たに取り扱いがスタートしました。まずは冬用グローブの予約がスタートしています。
「GORE‑TEX」を採用した本格防水防寒グローブがフラッグシップモデルで、防水性を備えない「GORE‑TEX INFINIUM」を採用したグローブがセカンドグレードとしてラインナップされています。それ以降にも多くの製品ラインナップが続きます。

試着してみるとどのモデルも非常にしなやかなつけ心地で好印象でした。
個人的にはGORE‑TEX INFINIUMを採用したモデル「ローリン」が非常にしなやかで温かく気に入りました♪

▶SCHWALBE(タイヤ、チューブ、他)-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
他社には無いタイヤサイズや製品を多くラインナップし、特にチューブラインナップの多さに青と銀のパッケージのチューブに一度はお世話になった方も多いでしょう「SCHWALBE(シュワルベ)」。「SCHWALBE ONE」というロードバイク向けタイヤの優等生ぶりは店主も気に入っています。

そんなSCHWALBEからぜひご紹介したい商品は2つ。
まず1つ目は「エアロザン」。自転車のチューブです。
自転車のチューブはブチルゴムとラテックスが主でした。それぞれいいとこ悪いとこがあるわけですが、そこに両方のいいとこ取りみたいなポリウレタンチューブが最近登場しました。エアロザンはそんなポリウレタンチューブです。

非常に軽量でパンクにも強く、乗り心地も良い。パンク修理も簡単。そんなフレコミがポリウレタンチューブです。(もちろん注意点もあるよ。)
他社が先行してすでに販売しているとはいえ、まだ新しい商品で藤田も全てを理解しているわけではないのですが、当店お客様にもオススメできる方がいらっしゃるかと思います。
気になる方はぜひお気軽にお声掛けください。藤田でよろしければお客様の使用方法に合うか合わないかご相談に乗らせていただきます。
2つ目は「石鹸とブラシ」。
なんでタイヤブランドが石鹸とブラシ?そう思いますよね。私も今この記事を書きながらそう思ってます。ちゃんと展示会で聞いてくれば良かったとも…(こーゆー事あるので展示会出るの下手っぴだなーと痛感します)。

さて、皆様自転車の洗車にはどのような洗剤をお使いでしょうか?
栃木県北では某油屋さんのご指導の元食器洗い用の中性洗剤をお使いの方も多いかと思いますが、環境に優しく、必要最低限の洗剤で済ませられるというコンセプト?がこちらの商品のようです。
石鹸は天然成分のみで製造されつつも高い洗浄力を。ブラシは非常に軽量で洗いやすく、毛先も柔らかくてフレームを傷つけにくそうです。
石鹸ケースは水切りのための穴が空いていたりと気が利いています。
かなりロマンな製品ですが、水を使って洗える環境の方でしたらオススメかもです。
ドイツ人美女のメーカー商品紹介動画置いておくので、藤田の展示会下手は石鹸と一緒に水に流してください。
▶busch+muller(ライト、他)-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
「busch+muller(ブッシュアンドミューラー)」は、一般的なスポーツバイクやE-バイクにも使用できる様々なライトやアクセサリーを製造している、やっぱりドイツのメーカーです。
今回はそんなbusch+mullerのミラーをピックアップ。
スポーツ自転車に乗るときでもやはり後方確認できるミラーがあると便利なのですが、意外と奥が深く、当店でオススメできる商品は某猫目さんのミラー一択でした。
そこに一気に多数の刺客を送り込んでくれたのがこのbusch+mullerです。
ドイツ製品って、作りはしっかりしているのですがスマートさに欠ける事が多く、野暮ったい見た目になることが多いのですがbusch+mullerは比較的スマートでこちらの求める機能をしっかり備えてくれていました。
今までbusch+mullerのミラーはアウトオブ眼中だったのですが見直しました。失礼致しました!
鏡はしっかりガラス製で像に歪みがなく、ミラーのサイズも猫目さんの物と比べると一回り大きくかといって邪魔になるサイズでもありません。
マウント部から伸びるアームの長さも必要最低限で非常にスマート。自転車の見た目を崩しにくい製品だと思いました。
こーゆートコもやはりカタログの写真では分からないんですよね。展示会に行って良かったー。
今後当店の通常在庫品にしていくつもりですのでお楽しみに♪

▶SON(ハブダイナモ)-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
もうPRインターナショナルさんはPRドイツなのでは?
こちらもドイツブランドの「SON(ソン)」。ドイツの自転車用ハブダイナモメーカー。ハブダイナモは通学自転車やちょっと良いママチャリについている発電機能付きの車軸です。暗くなると勝手にライトが点くと思いますがアレの発電機です。
電池が要らずライトを付けることができるので毎日乗る通学自転車などにはうってつけのアイテムです。
しかし、発電するということは車輪の回転のエネルギーをいくらか電気に変換するわけで、抵抗を極力減らしてより速く・より遠くへ走るためのスポーツ自転車との相性はあまり良いとは言えませんでした。
実際、通学自転車などに使用されている車輪を軽く回すと、発電にエネルギーが使用されてしまうのですぐに回転が止まってしまします。
そのため、旅の途中バッテリーの充電が難しいブルベや長期間のツーリングをする一部の方向けの製品という状況です。
また、こちらのSONの製品もハブだけ手に持って手で軸を回そうとすると結構な抵抗感を感じます。なので今まであまり積極的にお客様にはオススメできないな、と思っておりました。
しかし、今回、ハブダイナモだけの展示ではなく車輪として組み上がったサンプルがあったので回してみると…
思いの外回る。回り続ける。下手なルック車の車輪よりは余裕で回ってると思います。
確かにライトに電力を2.4W前後、送電ロスも含めると3~5Wくらいかそれ以上?取られてしまうと思うので抵抗にはなることは間違いがないと思いますが、さすがスポーツ自転車向けのハブダイナモ。極力発電以外のロスを減らそうという考えが製品を通してビリビリと伝わってきました。
もし通勤通学などで夜頻繁に自転車に乗られる方で、電池交換や充電に手間を感じる方がいらっしゃいましたらぜひこちらのハブダイナモをご検討してみてはいかがでしょうか?
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というわけで前・中・後編にわたってお伝えしてきた展示会の模様は以上です!
ここには書ききれないような情報や書けない情報もあったりしますので、そんなお話にご興味ある方はぜひフレーシュまで遊びに来てください😁
また、この展示会郡と合わせて移動日や観光をした際の動画を後日アップロード予定ですのでこちらもお楽しみに!
今月も東京で展示会がありますので出掛けてまいります。
またブログ記事にしたいと思います。
ではでは。
じてんしゃ屋フレーシュ
藤田
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