じてんしゃ屋フレーシュの藤田です。
本日から連載記事をスタートします♪
タイトルは「ブルベ200kmを走るまで」とでもしておきましょうか。
(かなり読みにくい文書になってしまいました。先に謝っておきます。すみません。)
■経緯
先ずは今回の連載記事を書くことになった経緯からお話させていただきます。
今年、店主の藤田は「ブルベ」と呼ばれる、決められたコースを決められた時間内で走り切るイベントへ参加予定があります。
ブルベはいくつかの距離でレベル分けされており、日本国内では一番短い距離で200km、それから順に300、400、600、1000、1200kmが用意されています。
それぞれ制限時間も決まっており、200km…13時間半、300km…20時間、400km…27時間、などなど平均時速が15km/hとなるように制限時間が決められています。
この制限時間を見ていただくと分かる通り、決して早い速度設定では無く、速度を競うレースでもありません。
代わりに距離が長く、外部のサポートもないため、自身の体力とトラブル対応力が試されることになります。
(詳しい「ブルベ」の解説は各自お調べください。)
藤田はブルベの中でも最も距離の短い200kmに参加予定です。
↓ブルベのスタート前ミーティング風景(2017年)

しかし、自転車店店主として恥ずかしながら…ここ数年何かと言い訳をして自転車に乗っておらず体力作りが十分とは言えない状況です💦
また、そんな自分を奮い立たせるため一つの前準備として今年の4月開催予定の「アルプスあずみのセンチュリーライド」(以降AACRと呼ぶ、コース距離160km)へのエントリーをしました。
これら2イベントへの参加までの過程を、真面目に体力作りするよう自身を追い込むため、記事にしてしまおうという算段です♪
そして目下の目標としては「AACRの完走」となります。大会までは残り2ヶ月!!
■過去と現在
藤田、実はこれまでにも何回か300kmまでのブルベに参加した経験があり、個人的に東京→名古屋(375km)を19時間41分で走った事もあるので一見簡単そうな挑戦のように思えますが、過去と現在で決定的に異なる点があります。
↓当店お客様とのブルベ参加風景(2018年)

↓東京→名古屋ゴールの写真(2012年)

先程も軽く触れましたが、今の店主、恥ずかしながらここ数年ホントに全然自転車に乗っていないのです😨
(あと歳を取りました…)
ここ数年の過去の年間走行距離を見てみましょう。

元々決して年間走行距離が多かったわけではないのですが、それにしてもここ最近はひどいですね…。
一番多い2015年で5800km、それに比べ昨年2021年はたったの”431km"です…!約13分の1です!
自転車店店主として良いのでしょうか?良いはずがない。(反語)
また、1回の走行での走行距離も大幅に少なくなっています。
東京に住んでいた2015年以前ですと1回走ると100kmは走っていたようですが、こちらに戻ってきた2016年以降は2桁kmで、最近は25km程度と4分の1です。
そりゃ50km走るので精一杯になるはずです。
現状、ご理解いただけましたでしょうか😭
■2022年2月17日の状況
先週の定休日、約85kmを走ってきました。
とても辛いサイクリングになりました…。
復路の向かい風が強く、気温も低く、そして何より約4ヶ月ぶりのサイクリングであったため、筋肉が強張り上手く動かせない印象でした。
乗車姿勢も以前のような姿勢を取ることができませんでした。
着ていた服装も少しミスり、薄着過ぎました。冬用の格好をしていましたが、風が強いのに腕周りの防風が足りておらず、温まった血液が腕で冷やされてしまい、動かさなければいけない足が冷えてしまい上手く動きませんでした。
↓那須烏山市、那珂川(2022年2月17日)

自転車が嫌いになりそうなサイクリングでした…。
ログはこんな感じで、
《2022.2.17》
・走行距離…85.88km
・平均時速…15km/h(休憩時間込み)
・平均気温…8.3℃
・NPパワー…107W
⇒https://connect.garmin.com/modern/activity/8310246019
過去の同じような平均気温の時の走行ログはこちら。
《2014.12.31》
・走行距離…163.0km
・平均時速…21.1km/h(休憩時間込み)
・平均気温…8.2℃
・NPパワー…192W
⇒https://connect.garmin.com/modern/activity/660574635
本当に同じ人間が残した記録なのだろうか…。
2014年ではほぼ同じ気温下の活動で、約2倍の距離を約2倍のパワーでもって走破できています。
NPパワーというのはパワーメーターという機材を使って計測した数値で、単位はW(ワット)です。
消費電力の単位と同じです。
ざっくりと説明しますと…自転車に乗る人間が自転車を走らせるのにどれくらいの駆動力を与えているかという数値です。
「NP」が付いていますが、これは「標準化」を意味しており、自転車に乗る際は色々な条件下が考えられますが、それらを均して得られる数字で、天候や走行場所に依らないパワーの数字になるので自身の力を確認するのに便利です。
故に、今の藤田は過去の藤田に比べて半分程度の力しか無い、と言えると思います(号泣)
現実突きつけられて益々自転車嫌いになりそうです😭
■現在の心境
完全に過去の栄光に引っ張られている状況です(汗)
17日に走った85kmも含め、その日走る前までは走れていた頃の感覚で疲労度を想像しますが、実際に走ってみると思った以上の疲労度を感じ、それをまだ受け入れられていないように感じます。
そのため、サイクリングする度に「今はこんなに辛いのか」と過去と現在のギャップを感じ、「自転車に乗っても辛い思いをするだけだ」という心境です。
それが藤田をさらに自転車から遠ざける事となり、益々走ることができなくなるという《負のスパイラル》を生んでいます🍥
↓(2013年)

しかしながら、今思えば200kmを難なく走ることができていた時(自転車店の勤め人だった時)も「自転車店の店員なんだからある程度他人よりは走れるようにならなくちゃ」と勝手に自身を追い込み、だんだんと1日に走る距離が伸びていき自転車に乗ることが辛くなっていった記憶があります。
いつでも悩んでるな私💦サイクリストの才能は無いのかもしれません(笑)
■課題
今、この状況での課題を洗い出してみます。
・とにかく体力が足りていない
・ペース配分などのやり方を結構忘れている
・着る物の選定の勘を結構忘れている
・補給食の選び方と摂り方を結構忘れている
先の走行ログ比較により藤田の脚力が以前の1/2と考えると、かつて完走していたAACRも後半はちょっと辛いなと思っていたことがあったので、今のままだと最初から最後まで「辛い」に飲み込まれてしまうことが容易に想像できます。それどころか完走すら危ういでしょう。
これらの課題…というか気づいた問題点を改善すべく、次の対策というか対応を取りたいと思います。
↓美ヶ原ビーナスライン(2015年)

■対策/対応
簡単です。
「とにかく自転車に乗る!!(脳筋)」
ただし!
「これ以上自転車に乗ることを嫌いにならないように乗る」
事とします。
具体的には、《3月中旬まで》と《4月中旬のAACRまで》の2つの期間に分けて以下の事に取り組んでいきたいと思います。
《3月中旬まで》------
⇒「ひたすら甘やかしてサイクリングを好きになる」
①基本毎日ローラー台に乗る
②毎週少ない距離でも良いからサイクリングする
③ストレッチする
④自転車は楽しい、と自己暗示をかける(笑)
それぞれ下記に注意
・疲労困憊になるまでは乗らない
・気が向いた分だけ
・痛みや疲れがある場合には乗らない
・「もうちょっと乗りたかったな」を思える程度の量だけ←これ重要
↓甘い誘惑、ヴィアナポリさんのジェラート(現在提供のジェラートとは異なる場合があります)

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《4月中旬AACRまで》------
⇒「実践を想定、160kmを目標に走る!」
①基本毎日ローラー台に乗る
・NPパワー100W以上で最低30分
②毎週サイクリングをする
・3月末までに2/17と同じサイクリングコースを走行
・4月頭に160kmのコースを走る
③ストレッチする
・風呂上がり欠かさずに
↓恐らく一番絞れていた時の藤田(写真左)。前職のお店のお客様と寺山ダム。(2015年)

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■まとめ
というわけで、4月17日のAACR、その後控えるブルベ200kmを目標に頑張ります。
誰よりも遠くへ、誰よりも早く、それらを目標に走るのは自転車の楽しみ方の一つではありますが、
どんな距離・速さ・走り方であれ、ルールを守って自分が「楽しい」と感じるサイクリングが一番の自転車の楽しみ方だと思います。
今回の挑戦と連載で藤田自ら自転車の楽しみ方を再確認して、改めてお客様にお伝えできるよう勉強してまいりたいと思います。
ご期待ください☆
今後ともよろしくお願い致します♪
↓四国・七子峠(2012年)

(あとはマッスルメモリー…頼むぞぉ…)
■目標までの体感完遂度
・12%
■2/17のサイクリング
・辛さ……★★★★☆
・楽しさ…★☆☆☆☆
・疲労度…★★★★☆
じてんしゃ屋フレーシュ
藤田
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